あす18日は関東では長い時間、雨が降り冬の寒さが戻るでしょう。北部の山沿いでは雪となる所もありそうです。あさって19日は天気が回復し、来週は各地で続々と桜の開花を迎えそうです。
●18日(土) 日中は雨 沿岸部で風も強まる 「寒の戻り」も
あす土曜日(18日)は、本州の南岸を低気圧や前線が東へ進む見込みです。関東地方では、今夜(17日)から雨が降りはじめ、あすは夕方にかけて広く雨が降る見通しです。雨は明け方から朝にかけて本降りとなる時間があり、南部ほど活発な雨雲がかかりやすいでしょう。
日中、雨は一旦小康状態となる所もありますが、夕方ごろには南部で雨脚の強まる所がありそうです。その後、雨雲は海上へ抜けていき、夜には雨はやむでしょう。
傘の手放せない一日となり、沿岸部では北よりの風が強く吹く見通しです。濡れて風邪をひいてしまわないよう、お気をつけください。
さらに、あすは気温にも注意が必要です。日中は20℃近くまで気温の上がる日も増えてきましたが、あすの最高気温は10℃くらいで、一日を通してほぼ横ばいです。10℃以下の時間が長く、「寒の戻り」となるでしょう。久しぶりに手袋やマフラーの出番となりそうです。暖かい服装でお過ごしください。
●北部山沿いでは雪 車の運転に注意を
あすは関東南部では冷たい雨となりますが、北部の山沿いでは雪が交じりそうです。標高の高い所では積雪となるおそれもあります。
週末のお出かけで、峠越えを計画している方は、冬用タイヤの準備を進めておいてください。また、雪が積もっていなくても、雨が降ったあとに気温が下がると路面が凍結している可能性があります。車の運転は十分に注意してください。
●ノーマルタイヤの危険性
雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。
雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。
雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。
●19日(日) 天気回復 桜の開花が進む
あす雨雲が抜けた後は天気が回復し、あさって日曜日(19日)は、高気圧に覆われて、各地でたっぷりの日差しに恵まれるでしょう。最高気温は15℃前後と、この時期らしい気温となりそうです。
月曜日(20日)も各地で晴れ間がでて、日中は日差しの暖かさを感じられるでしょう。ただ、火曜日・春分の日(21日)は、南部を中心に雨が降り、水曜日(22日)以降は、低気圧や前線の影響で天気がぐずつきそうです。
この先、気温は平年より高い予想で、桜の開花も進みそうです。関東地方ではすでに東京、横浜で開花していて、きょうは熊谷で開花の発表がありました。日本気象協会の開花予想では、前橋は3月18日、宇都宮は3月19日、水戸は3月20日、銚子は3月21日と予想しています。桜の開花ラッシュを迎えるでしょう。桜は開花からおおむね一週間程度で満開を迎えます。天気と相談しながら、晴れる日に桜を楽しむと良さそうです。