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3月最初の日曜日 広く季節先取りの暖かさも関東~東海ヒンヤリ あす以降は気温上昇


きょう5日(日)は、西日本や北日本は晴れて、平年を上回る暖かさとなりましたが、関東や東海など東日本は曇りや雨で空気ヒンヤリ。ただ、あす6日(月)以降は全国的に晴れて、季節先取りの暖かさが続きそうです。雪の多い所では、なだれや落雪、道路の冠水などに注意が必要です。

●北・西日本は季節先取りの暖かさ 東日本はヒンヤリ

きょう5日(日)は、西日本や北日本は晴れて、季節先取りの暖かさとなりました。

15時までの最高気温は、福岡市15.6℃、広島市15.0℃、大阪市14.8℃など、15℃前後まで上がりポカポカ陽気となりました。

北日本もこの時期としては気温が高く、札幌市は6.3℃ときのうより4℃くらい高く、3月下旬並みとなりました。ただ、朝は冷え込み最低気温は札幌市でマイナス5.4℃と、朝と日中の気温差が12℃くらいと大きくなりました。内陸ほど気温差は大きく、北海道占冠村では、最低気温はマイナス20.9℃でしたが、最高気温は4.7℃と、朝と日中で25℃くらい差がありました。

一方、関東~東海は曇りや雨で、きのう4日(土)より低くなりました。東京都心は13.1℃(前日比約マイナス4℃)、名古屋市13.7℃(前日比約マイナス2℃)など。これで大体平年並みですが、日差しが少なく、空気がヒンヤリ感じられました。

●関東など連日最高気温20℃前後 北日本も4月並み

この先1週間は、北海道~九州にかけて高温傾向となりそうです。7日(火)以降、九州~関東は連日のように最高気温が20℃前後の予想です。東京都心で20℃は4月中旬並み。桜の満開を通り越して、葉桜になる頃の気温です。北陸や東北は15℃前後、北海道も10℃くらいまで上がる日がありそうです。

気温急上昇に伴い、雪が多く残っている所では、なだれや屋根からの落雪、道路の冠水などに注意が必要です。

●急な雪解け 注意点は?

暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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