気象庁は、「きのう1日、関東地方で春一番が吹きました。」と発表しました。
●関東地方で春一番
きょう2日、気象庁は「きのう1日、関東地方で春一番が吹きました。」と発表しました。昨年(2022年)、関東地方で春一番が吹いたのは3月5日でした。
関東地方では暖かい南よりの風が強まり、気温が高くなっています。きのう1日24時までの最大瞬間風速は次の通りです。
東京都心:南南西の風 15.5メートル 23時23分観測
千葉:南西の風 16.5メートル 21時56分観測
横浜:南西の風 16.4メートル 19時24分観測
●春一番の条件
春一番とは、冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風のことです。気象庁の定義では、2月4日ごろの立春から3月21日ごろの春分までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく強い南風のことをいいます。
春一番が吹いたと発表されるには、期間や風向、風速、最高気温、気圧配置などの条件があり、風速や最高気温などの条件は、地方によって、少し異なります。
関東地方の春一番の条件は、次の事項を基本として総合的に判断します。
・立春から春分の間
・日本海に低気圧(低気圧が発達すればより理想的)
・関東地方における最大風速が、おおむね8m/s以上の南よりの風が吹いて、昇温した場合
具体的には東京において、最大風速が8.0メートル以上、風向は南より(西南西~東南東)となります。