この先1週間は、気温も天気も目まぐるしく変わりそうです。週末は日本海で低気圧が発達して暖気が流れ込み「春の嵐」となる所がある一方で、来週は冬型の気圧配置が強まり「冬の嵐」となる所があるでしょう。
●週末は各地で雨強まる 来週は雪エリア広がる
きょう16日は冬型の気圧配置が緩み、穏やかな所が多くなりましたが、この先は荒れた天気になる日がありそうです。
今週末(18日~19日)は日本海で低気圧が発達するため、九州~東北では雨や南風の強まる所が多いでしょう。積雪の多く残る日本海側でも雨が強まるため、なだれや融雪による洪水、道路の冠水などには十分ご注意ください。各地で南風が強まり、九州~関東では「春一番」の吹く所があるかもしれません。
来週は一転して寒気が流れ込み、特に20日~21日は冬型の気圧配置が強まる見込みです。日本海側では大雪や吹雪となる恐れがあり、福岡など九州でも雪が予想されます。太平洋側にも一部に雪雲が流れ込む予想です。慣れない雪による事故や交通機関の乱れなどには十分ご注意ください。
●今週末 暖気流入で気温急上昇
今週末(18日~19日)は、本州付近に季節外れの暖気が流れ込むため、各地で気温が急上昇します。
最高気温は九州~関東では軒並み15℃以上で、九州南部は20℃に達する所もあるでしょう。東京都心も特に19日(日)は暖かく、4月中旬並みの19℃まで上がる予想です。暖かい南風に乗って花粉が非常に多く飛ぶ所があるため、万全な対策が必要です。
北陸や東北も10℃以上の所が多く、北海道も5℃を超える日があるでしょう。季節を1か月ほど先取りした暖かさになりそうです。
●来週 寒気流入で気温急降下
週が明けると、一気に寒気が流れ込んで、気温も急降下しそうです。
20日(月)は、北海道では最高気温が0℃未満の真冬日の所が多くなり、近畿~九州も10℃に届かない予想です。
21日(火)は、寒さの底で、最高気温は北海道で氷点下5℃くらい、東北や北陸は2~3℃くらいまでしか上がりません。関東~九州は7℃~8℃くらいの予想です。各地、冷たい風が強まるため、体感温度は更に下がるでしょう。
体調管理や服装選びには十分お気をつけください。週末に暖かくなっても、冬物はしまわないようにしましょう。