北海道の向こう1か月の天気は、気温は日本海側で平年並みか低く、オホーツク海側や太平洋側では低い見込みです。降水量は、日本海側で平年並みか少なく、オホーツク海側や太平洋側では平年並みでしょう。日照時間はほぼ平年並みの見込みです。1月下旬の道内は強い寒気が居座り、平均気温は平年よりかなり低くなりました。2月も寒い日が多くなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。
●1週目(2月4日~10日) この時期としては割合穏やか イベントなどへの天気の影響は小さそう
今日(2日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
この先1週間は、明日(3日)は冬型の気圧配置となりますが、次第に緩むでしょう。その後、4日(土)から6日(月)にかけては気圧の谷の中となる見込みです。7日(火)から9日(木)にかけては再び冬型の気圧配置となるでしょう。
日本海側では雪の降りやすい日が続きますが、太平洋側やオホーツク海側では晴れ間や日差しがありそうです。現在の所、大雪や猛吹雪などの危険性は低く、この時期としては割合穏やかに経過する見込みです。屋外でのイベントなどにもまずまずの日和となるでしょう。
気温は、6日(月)に平年より高めとなる他は平年並みか低い日が多くなります。朝晩の冷え込みが強く、日中も気温が上がりにくいため、長時間屋外にいるような場合は万全の防寒対策を行って下さい。
●2週目(2月11日~17日) 引き続き寒気の影響を受けやすい
日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。オホーツク海側や太平洋側は、平年と同じように晴れる日が多い見込みです。気温は平年並みか低いでしょう。寒気の流れ込む日が多く、この時期までは朝晩を中心に寒さの強まる日が多くなりそうです。流氷が接岸すると、流氷の上を吹く北よりの風が非常に冷たくなります。オホーツク海側を中心に体調管理に注意が必要です。
●3~4週目(2月18日~3月3日) 最高気温がプラスの日も多くなる
平年と同じく、日本海側では曇りや雪の日が多いですが、オホーツク海側や太平洋側では晴れる日が多いでしょう。気温は各地とも平年並みとなりそうです。平年でも最高気温がプラスの地域が多くなる時期で、長く続いた寒さは解消傾向となる見込みです。日中に雪解けが進んで、朝晩に再び凍結するなど路面状況が変わりやすくなるでしょう。日中の気温により雪崩が起きやすくなる可能性があります。気温が上がってもまだ油断できない時期のため、引き続き交通関係を中心に注意して下さい。