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九州 過去記録に匹敵する寒気 25日(水)にかけて大雪や暴風雪、低温など警戒を


これからあす25日(水)にかけて、九州の上空には過去の記録に匹敵するほどの強い寒気が流れ込み、冬の嵐となります。きょう24日(火)は、気温が北部から0度を下回って広範囲で雪が降り出し、北西の季節風も非常に強く吹いて、見通しが悪くなる所もあるでしょう。時間を追うごとに積雪や凍結する路面が増え、状況が急激に悪化する恐れがあります。あす25日(水)にかけて、ノーマルタイヤでの車の運転など、無理な行動は控えるようにしましょう。

●寒波襲来 北部から気温が氷点下に 広範囲で雪となり暴風を伴う

24日(火)午前10時現在、九州にはすでに寒気に伴う雲が流れ込み始め、北西の季節風が強まってきています。

これからあす25日(水)にかけて、九州の上空1500m付近には、過去の記録に匹敵するほどの強い寒気(九州北部上空-17度前後、九州南部上空-13度前後)が流れ込んでくる見込みです。このため、きょう24日(火)午後は気温が急降下し、九州北部から氷点下のエリアが広がっていくでしょう。各地で雪が降り出し、沿岸部や海上を中心に北西の季節風が非常に強く吹いて、雪を伴った暴風により、見通しが悪くなる所もある見込みです。このあと、積雪や凍結する路面も増えて、道路や交通機関が大きく乱れ、状況が急激に悪化していく恐れがあります。ノーマルタイヤでの車の運転や不要不急の外出は控えるようにしてください。

●冬道運転の「ふゆとじこ」

慣れない雪道。どうしても運転する必要がある場合、気をつけていただきたい大事なポイントが、5つあります。

(ふ)冬道装備をしっかりと行いましょう。冬用タイヤへの取り換えやタイヤチェーンを用意しましょう。また、雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど事前の点検も忘れないでください。

(ゆ)ゆっくり慎重に運転しましょう。普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。

(と)時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。

(じ)時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。

(こ)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。道路が急に通行止めになることがあります。

5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。

●雪道の歩き方

九州では、普段雪が積もることが少ないだけに、雪道の歩き方にも十分な注意が必要です。時間に余裕を持ち、無理のない範囲で行動するようにして下さい。

(1)寒いからといって、手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
(2)荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがが防げます。
(3)もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
(4)洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
(5)歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。

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