オホーツク海南部の海氷は、海氷域面積は平年並みの範囲で、南下中です。今後、低気圧や冬型の気圧配置の影響でさらに南下し、北海道オホーツク海側の沿岸に近づく見込みです。
●オホーツク海南部の海氷 海氷域面積は平年並みで南下中
気象庁が17日に発表した全般海氷情報によると、オホーツク海南部の海氷は、紋別市の東北約80㎞まで南下しています。
17日のオホーツク海の海氷域面積は64.37万㎢で、オホーツク海の40.96%が海氷域になっています。これは、平年並みの範囲です。
オホーツク海は、日本周辺で冬季に海氷が毎年みられる唯一の海です。例年では、11月初めにオホーツク海北部から凍り始め、その後、次第に南方に広がり、流氷になって南下します。1月中旬には北海道沿岸に到達し、2月から3月にかけてオホーツク海の海氷域は最も広がり、オホーツク海の約75%が海氷に覆われます。
●オホーツク海南部の海氷さらに南下 網走の流氷初日の平年値は1月22日
オホーツク海南部では、来週初めにかけて、低気圧や冬型の気圧配置の影響により、北または西の風が吹くでしょう。オホーツク海南部の海氷は、北海道オホーツク海側の海岸に近づく見込みです。
網走では、視界外からの海域から漂流してきた流氷が視界内の海面で初めて見られる「流氷初日」の平年値は、1月22日です。