東海地方では、週末から、この時期らしい寒さが戻ってくるでしょう。来週は、一段と強い寒波が襲来し、昼間も凍えるような厳しい寒さとなる見込みです。
●来週は今季最強の寒波襲来か
この先、21日(土)頃までは、寒気や気圧の谷の影響で雲が広がる時間もありますが、おおむね晴れるでしょう。岐阜県の飛騨地方では、あす18日以降、時々雪が降る見込みです。
22日(日)は天気は下り坂で、広く天気が崩れるのは23日(月)の午前中となるでしょう。低気圧が本州付近を通過するため、広く雨や雪となる見込みです。降り始めから降り終わりまで雪で降るのは、飛騨地方の標高の高い山地で、水分を多く含んだ湿った雪となりそうです。この低気圧通過後は、今季最強の寒波が流れ込むため、23日(月)の午後以降は、発達した雪雲が東海地方にも次々と流れ込み、短時間で積雪が一気に急増する可能性があります。
なお、この今季最強の寒波は、しばらく居座る見込みです。23日(月)以降は、岐阜県では山地だけでなく平地でも、大雪となる可能性がありますし、その他の東海地方の平地でも積雪となる所があるでしょう。寒気の強さについては予報にまだ幅があるため、今後の情報に注意して下さい。道路や交通機関に影響が出るおそれがあるため、早めの備えをしましょう。
●予想最高気温は名古屋でも5℃未満
週末からはこの時期らしい寒さが戻り、来週は、一段と厳しい寒さとなりそうです。名古屋の最高気温は、23日(月)が4℃、24日(火)が2℃の予想です。また、高山では、24日(火)の最高気温は氷点下の予想で、真冬日となるでしょう。日中も気温がほとんど上がらず、凍える寒さとなるため、これまでよりも寒さ対策を万全にするようにして下さい。
●東海地方に「低温と大雪に関する早期天候情報」
一段と厳しい寒さが予想されますが、東海地方には、きのう16日午後「低温と大雪に関する早期天候情報」が発表されました。
東海地方 1月23日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -1.9℃以下
岐阜県山間部 1月23日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 193%以上
23日(月)頃からは、農作物の管理や水道管の凍結、除雪の対応などに注意し、最新の気象情報にも留意して下さい。