きょう11日は、日本付近は高気圧に覆われて、日本海側の雪も弱まっています。あす12日も高気圧に覆われて、日本海側は晴れ間がでるでしょう。雪下ろしをするのに良いですが、雪下ろしの際は安全対策をしっかりなさってください。
●日本海側の雪も弱まる
昨日10日(火)は冬型の気圧配置になり、北海道の日本海側から北陸で雪が降りました。特に、北海道に発達した雪雲が次々と流れ込み、記録的な大雪となりました。10日(火)14時までの12時間に小樽市では46センチの雪が降り、1999年以降の統計開始以来1位の記録となりました。
きょう11日(水)は、冬型の気圧配置が緩み、日本付近は高気圧に覆われています。日本海側の雪も弱まっています。あす12日(木)も高気圧に覆われて、日本海側でも日差しが届くでしょう。
今週後半は気温が上がり、14日(土)から15日(日)は日本海側でも雪ではなく、雨が降る所が多くなりそうです。雪解けが進みますので、雪崩や屋根からの落雪、道路の冠水に注意が必要です。
●雪下ろしの注意点
天気が穏やかなうちに雪下ろしを進めておきたいですが、安全に雪下ろしをするためには以下の注意点があります。
(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。
(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。