この先2週間の天気のポイントは、「気温」です。週末にかけては気温が高く、季節外れの暖かさになる日もありますが、その後は一気に厳しい寒さが戻ってきそうです。また、これまで雪の少なかった札幌や千歳周辺でも積雪が増える可能性があります。
●9日～15日の天気 札幌などで雪が増える恐れ
明日(9日)は日本海側や太平洋側西部を中心に広く雪が降るでしょう。降るものは湿った雪になる所が多く、太平洋側西部では雨の降る所もありそうです。短い時間で降り方が強まり、局地的に雪の量が多くなる恐れがあります。また、沿岸では風も強まってふぶく所もあるでしょう。交通障害に注意し、外出の際は時間に余裕を持つとよさそうです。
明後日(10日)は日本海側とオホーツク海側で雪が降り、札幌や千歳周辺にも雪雲が入りやすい風向きとなる見込みです。今日(8日)午後2時の時点の札幌の積雪は27センチと、平年の6割程度にとどまっていますが、明日から明後日にかけての雪で、積雪が増える可能性があります。今シーズンの札幌は一日に降った雪の量が20センチを超えた日がありませんでしたが、明後日は風向き次第で20センチ以上の雪となる可能性があります。
しばらく雪かきをしていなかった方も多いかもしれませんが、久しぶりの雪かきの際は特に、体を痛めないよう注意しながら行うとよさそうです。また、交通に影響が出る可能性もあるため、最新の気象情報や交通状況を確認するようにしてください。
11日水曜日以降は、高気圧が張り出し、晴れ間の出る日が多くなるでしょう。
気温は平年並みか高く、特に12日木曜日から14日土曜日にかけては3月並みの陽気となる所も多くなります。雪が降ったあとに季節外れの暖かさとなるため、積雪の多い地域では屋根からの落雪やなだれなどに十分な注意が必要です。
●16日～21日の天気 一気に厳しい寒さに
冬型の気圧配置となり、上空の寒気が強まる日もあるでしょう。日本海側を中心に雪が降りやすく、降り方が強まって雪の量が多くなることもありそうです。寒気が強まると降るものは乾いた雪になり、少しの風でもふぶきやすくなります。車を運転の際に急なホワイトアウト状態に遭遇してしまったら、無理をして運転を続けず、近くの駐車場などで天気の回復を待つようにしてください。
気温は、前半と打って変わって厳しい寒さとなるでしょう。最高気温でも氷点下5度に届かない所がありそうです。万全な防寒対策を心がけ、日中でも水道凍結に注意してください。
