今朝(18日)にかけて札幌では雪が強く降り、既に日降雪量でも今シーズン一番の降雪となっています。これからは冬型の気圧配置が強まり、石狩北部や留萌南部で猛吹雪に、留萌中部の羽幌町天売焼尻では大雪となる恐れがあります。交通障害に警戒して下さい。
●札幌 明け方に1時間で7センチの雪 今シーズン一番
昨夜(17日)から今朝(18日)にかけて、北海道付近を低気圧が通過し、道内は雪の降り方が強まった所がありました。
札幌では午前4時までの1時間に一気に7センチも積雪が増えました。この影響で12月11日に観測した日降雪量12センチを超え、既に今シーズン一番の日降雪量となっています。今日午前8時までの12時間降雪量は、24センチでした。
●冬型の気圧配置強まる 留萌南部や石狩北部ではホワイトアウトの恐れ 大雪も
北海道付近を通過した低気圧は夜にかけて千島近海へ進み、午前6時の段階で994hPaだったものが今夜9時には964hPaと、急速に発達する見込みです。このため、北海道付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。上空には真冬並みの寒気が流れ込みます。
道内は沿岸を中心に風が強く吹く見込みです。日本海側の沿岸では陸上で最大風速16メートル、最大瞬間風速では30メートルとなるでしょう。雪を伴って風が強まるため、猛吹雪となる恐れがあります。留萌南部や石狩北部では猛吹雪によりホワイトアウトとなる危険性もあるため、車の運転の際など、猛吹雪による交通障害に警戒が必要です。また、上川や留萌地方の多い所では明日(19日)正午までの24時間に40センチの大雪となる恐れがあります。
明日朝は上空の寒気が強く、道東方面を中心に晴れる所もあるため、冷え込みが強まりそうです。水道凍結にも注意して下さい。