「2022 SENDAI光のページェント」が今夜(9日)から仙台市中心部で開幕。初日は21時頃からにわか雨の可能性があり、折りたたみ傘があると安心です。この先2週間の東北地方の天気とあわせてお伝えします。
●今夜(9日) 仙台市中心部もにわか雨 岩手は平地もうっすら積雪に
杜の都・仙台の冬の風物詩「2022SENDAI光のページェント」が今夜(9日)から開催されます。今年は定禅寺通のケヤキ125本に約47万球のLEDが灯され、クリスマスの25日にかけて暖かな光に包まれます。
今夜の仙台市中心部は天気が下り坂で、午後9時頃からはにわか雨の可能性があります。気温も5度くらいまで下がりますので、お出かけの方はダウンコートや折りたたみ傘があると良さそうです。
天気を崩す原因は東北地方を通過する小さな低気圧です。岩手県内は南部を中心に雪が降り、山沿いは一時的に雪が強まるでしょう。平地でもうっすら積もる所がありそうです。路面の状況にご注意ください。
日本海側も山形県内を中心に平地は雨や雪、山沿いは雪が降り、カミナリを伴う所があるでしょう。落雷やヒョウ、アラレなどに注意が必要です。
●来週 日本海側で大雪の恐れ
この先は短い周期で天気が変わるでしょう。来週中ごろは大雪の恐れがあり、最新の情報に注意が必要です。
10日(土)日中は天気の回復する所が多く、宮城・福島県は沿岸ほど晴れ間がでるでしょう。ただ、夜は次の低気圧が通過するため、東北北部から雪や雨が降りだすでしょう。低気圧に近い岩手県内は、平地でも夜間に積雪が10センチ以上増える恐れがあり、注意が必要です。
11日(日)は冬型の気圧配置に変わって日本海側中心に雪が降り、風が冷たくなるでしょう。
13日(火)に広く雨が降ったあと、14日(水)~15日(木)頃は冬型の気圧配置が強まり、この冬になって一番の強い寒気が東北を覆う見込みです。
日本海側を中心に、本格的な大雪の恐れがあります。除雪道具の準備や、スタックに備えた車の装備を確認してください。
雪雲は太平洋側にも吹き抜けて、仙台市内でも積雪の可能性が高まります。
光のページェントと雪の共演となりそうですが、足元は滑りやすく厳しい寒さになります。防寒対策はしっかりとしましょう。
●17日~22日 みちのくの冬 日本海側は積雪増
17日(土)以降も東北地方は冬らしい天気が続くでしょう。
低気圧が度々通過したあと冬型が強まり、日本海側を中心とした大雪と寒さが予想されます。
スキー場の雪は順調に増えそうですが、例年、冬道や除雪作業中の事故が多くなる頃です。
穏やかな年の瀬を迎えるためにも、除雪前に声をかけあったり、できるだけ複数の人で作業するなどしましょう。