この先の東北地方は、秋晴れの日が多い予想。17日(月)は季節を進める雨が降り、18日(火)~19日(水)は寒気流入。標高の高い山では雪が降る恐れ。寒暖差が大きく、体調管理に注意。
●【前半】季節前進 18日~19日は寒気流入 標高の高い山では雪が降る恐れ
あす15日(土)と16日(日)は雨の降る所がありますが、日中は広い範囲で日差しが届くでしょう。まずまずの行楽日和・紅葉狩り日和となりそうです。
次の天気の崩れは、17日(月)から18日(火)にかけてとなる見通しです。本州付近を前線が通過するため、17日(月)は広く雨が降るでしょう。特に、福島県では局地的に雨脚の強まる恐れがあります。雨の降り方に注意してください。
18日(火)から19日(水)にかけては、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込む予想です。月山や吾妻山など標高の高い山では雪の降る可能性があります。紅葉登山は雪や寒さに注意が必要です。
季節の分かれ目は17日(月)で、この日の雨を境に季節が一気に進みそうです。特に、18日(火)と19日(水)は14℃前後にとどまり、日差しがあっても空気は冷たいでしょう。朝晩も寒気や放射冷却の影響で冷え込みが強まり、内陸を中心に霜のおりる恐れがあります。盛岡など初霜を観測する可能性がありますので、農作物の管理に十分お気を付けください。
●【後半】本格的な紅葉狩りシーズン 寒暖差に注意
日本海側では雨の降る所がありますが、秋晴れの日が多くなりそうです。紅葉の色づきが進み、本格的な紅葉狩りシーズンを迎えるでしょう。きのう13日(木)に日本気象協会が発表した、最新の「紅葉見頃予想」によると、青森県の「奥入瀬渓流」は20日(木)に見頃を迎える予想です。22日(土)と23日(日)はさわやかな秋晴れとなるため、美しい紅葉と渓流が織りなす絶景を楽しむことができそうです。
最高気温は、24日(月)にかけては20℃くらいの所が多くなりますが、25日(火)以降は15℃前後の所が多い予想です。期間の前半と後半で気温変化が大きくなりますので、体調管理に注意してください。