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北陸 寒冷前線が南下 今夜は短時間の激しい雨と気温の急降下に注意


寒冷前線が日本海を南下しています。今夜には寒冷前線が北陸地方を南下し、局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。また、この雨を境に気温が急降下します。体調管理に注意して下さい。

●今夜~明日5日(水)の未明にかけて、寒冷前線による短時間強雨に注意

寒冷前線が日本海を南下しています。このあと、早い所では18時頃から寒冷前線に伴う発達した雨雲がかかり始め、明日5日(水)の未明にかけて、1時間に30mm以上の激しい雨の降る所があるでしょう。低い土地の浸水や河川の増水などに注意が必要です。帰りの遅い方はアンダーパスや用水路の近くなど、危険な場所は避けた方が良いでしょう。

また、寒冷前線通過後は、一時的に西高東低の気圧配置となるでしょう。山間部を中心に時雨による降水が残り、総雨量が増える可能性があります。土砂災害にも注意して下さい。

●今夜は気温が急降下 季節が一気に2カ月以上も前進?

今日の北陸地方は、前線に向かって南寄りの風が吹き込み、フェーン現象となっています。14時現在までに新潟県の三条で31.4度、富山県の砺波で31.5度、石川県の小松で31.3度、福井県の小浜で31.4度など、真夏日となっています。福井県の小浜では10月の観測史上1位の高温となりました。

金沢の最高気温は30度7分で、8月下旬並みとなりましたが、寒冷前線が通過する今夜は気温が急降下します。明日5日(水)の最高気温は金沢で19度と10月下旬並みで、季節が一気に2か月進むこととなります。体調を崩さないようお気を付け下さい。

●立山では降雪も 初冠雪の可能性

6日(木)から8日(土)にかけて、上空3000m付近で0度以下の寒気が北陸地方まで南下するでしょう。その中で、7日(金)~8日(土)にかけて、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過し、日本海や本州の南岸に低気圧が発生する可能性があります。降水域が広がれば立山の稜線上は雪となるでしょう。降水量次第では、積雪となり、翌日9日(日)にかけて天気が回復すれば、富山から立山の初冠雪の発表があるかもしれません。

ただ、初冠雪とならなくても、北アルプスの稜線上は冬の装いとなります。降雪量が少なくても降った雪が凍結するなど、登山道は夏道と比べて難易度が格段に上がることが予想されます。
立山の室堂は紅葉真っ盛りですが、この時期は稜線上では天気が崩れれば雪となることも珍しくありません。北アルプスの縦走など登山を計画されている方は、しっかりした防寒対策が必要です。場合によっては、アイゼン・ピッケルなど、冬山の装備が必要となりますので、登山計画は気象情報をよく確認し、慎重な計画が必要です。

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