きょう20日は、大気の状態が不安定。昼頃からは北陸を中心に激しい雨が降り、大雨になる所も。土砂災害に警戒を。
●昼頃から 局地的に激しい雨
きょう20日は、西日本と東日本の日本海側を中心に大気の状態が不安定になるでしょう。あす21日朝にかけて、日本海を進む低気圧が東北付近を通過、前線が本州付近を通過する予想です。
きょう20日は日本海側から雨の範囲が広がり、昼前からは北陸に発達した雨雲がかかるでしょう。午後は中国地方や近畿、東海、甲信(長野県)でも雷を伴った激しい雨の降る所があり、局地的に大雨となりそうです。沿岸部では風が強まるため、横なぐりの雨に。また九州は夜から雨脚が強まるでしょう。
同じような場所で大雨が続くことはなさそうですが、数時間は激しい雨が降る可能性があります。18日までの大雨の影響で地盤が緩んでいる所もありますので、最新の情報を確認して、安全な場所でお過ごしください。
●予想降水量
【予想降水量(多い所)】
あす21日午前6時までの24時間
北陸地方 150ミリ
近畿地方・九州北部地方 100ミリ
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意、警戒してください。また落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
●土砂災害の前触れは
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。