静岡県では、この先、短い周期で天気が変わるでしょう。台風8号で被害を受けた地域では、復旧作業は大雨と気温に注意が必要です。
●この先も大雨に注意
日本海の前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいます。前線は、18日(木)にかけて、東海地方をゆっくりと南下する見込みです。
静岡県では、18日(木)にかけて、日差しが出たり、ザっと雨が降ったり、変わりやすい天気となるでしょう。特に、18日(木)は、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過するため、大気の状態が不安定となる見込みです。雨雲や雷雲が発達して、局地的に大雨となる可能性があります。
静岡県では、台風8号の大雨の影響で被害を受けた地域では、復旧に向けて作業が進んでいます。復旧作業は今後の情報に注意し、こまめな水分と休憩をとって、無理をしないようにして下さい。
19日(金)になると、前線が南へ離れるため、晴れ間が戻りますが、その後も、短い周期で天気が変わる見込みです。
●猛烈な暑さはなさそう
この先一週間、最高気温は30℃前後で、平年並か平年より低く、猛烈な暑さの日はなさそうです。また、最低気温は25℃を下回らない日が多く、熱帯夜となる日が多いでしょう。暑さやお盆休み明けの仕事などで疲れが出てくる頃です。引き続き、熱中症や体調管理に気をつけて下さい。
●静岡県では雨が多い夏
静岡県では、7月以降、たびたび局地的な大雨に見舞われたり、台風8号が上陸するなどして、今年の夏は雨量がかなり多くなっています。静岡市の降水量を見てみますと、7月は567.0ミリ(平年比191%)、8月(15日まで)は、すでに358.5ミリ(平年比192%)を観測しています。
まだまだ夏休みは続きますが、この先も、楽しく安全に過ごしたいものですよね。大雨に遭遇した場合は、最新の気象情報や気象庁のHPにある「キキクル(危険度分布)」で、外出先や自分の住んでいる地域の情報を確認して、危険な場所には絶対に近づかないようにして下さい。「キキクル(危険度分布)」では、土砂災害、浸水害、洪水害についての危険度の高まりを、地図上で確認することができます。災害から身を守るために、ぜひ活用するようにして下さい。