気象庁は「高温に関する全般気象情報」を発表。東日本や西日本、沖縄地方は気温の高い状態に。16日頃をピークに体温超えの暑さの所もあるでしょう。
●高温に関する全般気象情報
気象庁は、12日に「高温に関する全般気象情報」が発表しました。
東日本(関東・東海・北陸)では14日(日)から17日(水)にかけて、西日本(近畿~九州)では16日(火)にかけて、沖縄地方では19日(金)頃にかけて、気温の高い状態が続くでしょう。東日本と西日本では最高気温が35℃以上の猛暑日となる所があり、沖縄地方では最高気温が33℃以上となる所がありそうです。
●16日(火)頃 暑さのピークか
特に、15日(月)から16日(火)頃は北海道付近を前線を伴った低気圧が進み、前線が日本海を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖気が流れ込むでしょう。猛暑日地点は全国のアメダスのうち3割以上となりそうです。東京都心や名古屋市、大阪市、福岡市などで最高気温が35℃くらいまで上がるでしょう。
熊谷市や前橋市、甲府市など関東甲信の内陸部を中心に最高気温が38℃ほどまで上がり、体温超えの暑さになる所もありそうです。局地的には40℃前後の酷暑に。熱中症に警戒が必要です。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。