きょう27日、九州は南東から湿った空気が流れ込み、九州の太平洋側を中心に局地的に激しい雨が降るおそれがあります。一方、フェーン現象で九州の西側は猛烈な暑さになる見込みです。また、今週末は熱帯低気圧から変わる台風が、九州の南へ近づくおそれがあります。今後の動きにご注意下さい。
●九州 大気不安定 猛烈な暑さ
きょう27日、九州は高気圧周辺部の湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定でしょう。湿った南東の風が吹き、九州の太平洋側の南東斜面で雨雲が発達しやすくなります。九州山地沿いや太平洋側を中心に雷を伴い局地的に激しい雨が降るでしょう。落雷や突風、急な強い雨にご注意下さい。
また、九州の西側では、南東の風によるフェーン現象で気温が上がりやすくなります。最高気温は佐賀市や福岡県久留米市は37度、熊本市36度など、体温を超えるの猛烈な暑さになる所があります。熱中症に厳重に警戒して下さい。
●週末、台風は九州の南へ
現在、日本の南海上からマリアナ諸島付近にかけて対流活動が活発となり、雲の発生が多くなっています。
マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧は、あす28日朝までに台風に発達する見込みです。その後、日本の南の海上を北西へ進み、29日(金)から30日(土)頃に九州の南の海上へ近づくおそれがあります。
九州はこの台風の北上に伴い、高温多湿な空気が流れ込み、週末にかけてさらに大気の状態が不安定になり、九州南部は大雨のおそれがあります。
熱帯低気圧から変わる台風は、今後、進路や速度が変わる可能性があります。こまめに最新の気象情報を確認するようにして下さい。
