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この先も蒸し暑さが続く 熱中症「危険」レベル 湿度が高い日は万全の熱中症対策を




あす23日(土)以降も、各地で蒸し暑さが続きそう。湿度が高いと、体の中に熱がこもりやすく、熱中症の危険度が高まるため、くもりの日でも油断は禁物。熱中症対策をしっかりとして、体調を崩さないように気をつけてください。



●この先1週間 湿った空気の影響を受ける


あす23日(土)は、湿った空気の影響を受ける見込みです。札幌や仙台、新潟は雨が降り、雷を伴って道路が川のように激しく降る所があるでしょう。東京都心も急な雨に注意してください。福岡は雲に覆われますが、大阪は次第に晴れる見込みです。那覇は青空が広がるでしょう。

24日(日)から25日(月)にかけては、いったん高気圧に覆われるため、晴れ間の広がる所が多い見込みです。

26日(火)以降は、太平洋高気圧のふちを回って、湿った空気が日本付近に流れ込みやすいでしょう。札幌は雲が広がり、仙台は雨の降る日が多いでしょう。新潟と東京都心は晴れますが、27日(水)は雨が降りそうです。大阪は雨の日が続き、福岡と那覇は、28日(木)から29日(金)にかけて雨が降るでしょう。

最高気温は、平年並みの日が多いものの、湿度が高く、蒸し暑い日が多い見込みです。この先7日間の熱中症情報をみますと、東京や大阪、福岡、那覇では「危険」レベルの日が多くなりそうです。くもりや雨の日でも、油断しないで、のどが渇く前にこまめに水分を補給するなど、万全の熱中症対策を心がけてください。


●湿度が高いと熱中症の危険度が高まる


体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇しますが、体の表面から空気中へ熱を逃がしたり、汗をかいたりすることで体温を調節しています。汗が蒸発する時の気化熱(液体が蒸発して気体に変わる時に周囲から吸収する熱)が体の熱を奪って、体温を下げる働きをするのです。
ただ、湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなって、体内で作られた熱を外に逃がすことができなくなり、体の中に熱がこもりやすくなります。体の中に熱がこもって体温が上昇すると、熱中症の危険度が高まります。

蒸し暑い日は、綿や麻など通気性の良い素材や、吸湿性や速乾性に優れた素材の衣服を選ぶと良いでしょう。衣服の中や体の表面に風を通すことができるように、襟元や袖口、裾などから空気が抜けるように、適度にゆとりのある服装がおすすめです。


●エアコン冷房 上手な節電方法


エアコンを使用して、気温や湿度を適切に保ちましょう。エアコンの冷房を使用しながら、上手に節電するには、次の4つの方法がおススメです。

① 冷房は28℃を目安に温度設定しましょう。また、冷たい空気は下降するため、エアコンの羽の向きは、上向き・水平になるよう、設定してください。
② エアコンの冷房だけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。循環させた冷たい風が体にあたると、冷房の設定温度がそれほど低くなくても、涼しく感じられます。
③ エアコンの室外機の回りには、物を置かないよう心がけ、排気をスムーズにしましょう。
④ 冷房を使う時に、外から室内に伝わる熱の7割以上は、窓から伝わる熱です。レースのカーテンやすだれなどを使って日差しを遮り、冷房効果を高めましょう。(外出時は、昼間でもカーテンを閉めておくと、効果的です。)

この先1週間は、昼間だけでなく、夜間もあまり気温が下がらず、寝苦しく感じられる日が多くなりそうです。夜間も冷房を使用して、室温を調節するなど、熱中症にならないように気をつけてお過ごしください。


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