台風4号から変わった低気圧が忘れた頃にやってきます。土日は三陸沖を北上し、太平洋側の東斜面を中心に大雨の恐れがあります。沿岸は風も強まりしけるため、海のレジャーは要注意です。
●太平洋側中心 断続的に強い雨 雨のピークは9日夜～10日あさ
この土日は、関東沖で動きの遅かった元台風4号の低気圧が、高気圧に進路を阻まれ、三陸沖をやや発達しながら北上する見込みです。
8日(金)夜以降、東北太平洋側の福島、宮城から雨の範囲が広がり、雨が強弱を繰り返しながら降るでしょう。
雨のピークは低気圧の近づく9日(土)夜から10日(日)あさの予想です。
湿った東風が山にぶつかる岩手県の沿岸～青森県の下北にかけて、大雨に十分な注意が必要です。
お休みの時間帯と重なりますので、最新の雨雲レーダーで雨の予想を確認していただき、崖や沢の近くにお住いの方は自治体からの情報にも注意をしてください。
また、三陸の海は荒れます。
低気圧の接近前は東または北寄りの風、通過後は西または南寄りの風が平均10メートル以上吹き、波は最大4メートルとうねりと伴いしけるでしょう。10日(日)にかけて、強風・高波にも注意が必要です。
●10日 雨のピークすぎても天気急変
10日(日)の日中は、低気圧本体に伴う雨のピークは過ぎる見込みですが、不安定な空が続きます。
北上する低気圧に向かって東北地方には南から暖かく湿った空気が流れ込むためで、局地的な大雨と、蒸し暑さをもたらしそうです。
傘マークのない地点でも、急に降りだす強い雨や落雷、突風など、天気の急変に要注意です。
また、最高気温は福島や山形で34度など、厳しい暑さが戻ります。湿度も高いので、熱中症にも十分気を付けましょう。
その後も天気はすっきりしないでしょう。
傘マークが唯一どこにもない11日(月)も変わりやすい天気で、太平洋側を中心ににわか雨の可能性があります。
12日(火)からは、マークの印象より晴れ間はでそうですが、湿った空気の影響で雨の降りやすい日が多くなるでしょう。
