本日(22日)、帯広測候所で桜(エゾヤマザクラ)の開花を観測しました。平年より10日早く、昨年より2日早い観測です。4月22日での開花は、1998年の4月23日を抜いて、1953年からの統計史上、最も早い開花となりました。
●帯広 昨日21日は今年初の夏日に
北海道は、3月から各地で高めの気温で経過しており、帯広でも3月の月平均気温は1.2度と、1892年の統計開始以来、6番目に高い気温となりました。4月に入っても気温の高い日が多く、昨日(21日)は最高気温が25.5度まで上がり、今年初めての夏日となっています。
この気温の高さに後押しされる形で桜の花芽は一気にほころび、観測史上最も早い桜開花となりました。
●各地で早めの開花に シラカバ花粉もそろそろ
今後もしばらくは平年より高めの気温となる日が多く、季節の歩みは引き続き順調に進みそうです。
今年は道内のその他の地域でも、全体的に平年より1週間から10日ほど早い開花が予想されています。4月中に開花を迎える所が多い見込みで、ゴールデンウィークには見頃となる場所も多くなりそうです。
しかし、桜の開花、満開と同じような時季に本格化するのがシラカバ花粉です。道立衛生研究所の観測によると、4月21日の時点で、札幌や岩見沢で飛び始めています。今年は例年と比べても飛散量が多くなる恐れがあるため、花粉症の方はそろそろ対策をしておくとよいでしょう。