冬のような寒さになっている所も、週末にかけてこの時期らしい気温になるでしょう。桜が咲き進みそうです。26日から27日は、九州から関東では大雨の恐れがあります。4月初めも寒の戻りになる日がありそうです。
●23日～29日 週末は九州～関東 大雨の恐れ
23日は、日本付近は、大陸に中心を持つ高気圧と、日本のはるか東に中心を持つ高気圧の間で、気圧の谷になるでしょう。南から湿った空気が流れ込み、九州から関東を中心に雲が広がり、雨が降る時間がある見込みです。甲信や関東北部では雪になるでしょう。東北や北海道では、日が差す見込みです。
24日は大陸の高気圧は、中心を次第に本州付近に移すでしょう。25日にかけて、本州付近は高気圧に覆われる見込みです。北海道や東北では雪雲や雨雲がかかることがありますが、広く日差しが届くでしょう。
26日から27日にかけて、気圧の谷が日本列島を通過する見込みです。南から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。今のところの資料では、この時期に流れ込む暖かく湿った空気としては、九州から関東付近で、大雨の危険があるくらいです。九州から関東を中心に雨量が多くなり、大雨の恐れがあります。低気圧が日本付近を発達して通るかどうかは、まだ予報に幅がありますが、低気圧が発達するとなると、広く風が強まり、荒れた天気になる可能性もあります。今後、最新の気象情報をご確認ください。
28日は、北日本付近を気圧の谷が通過するでしょう。北海道や東北は雪や雨が降る見込みです。関東付近も、湿った空気の影響で雨が降るでしょう。
29日は、本州付近は移動性の高気圧に覆われる見込みです。日の差す所が多いでしょう。
●桜が咲き進む
22日は、東海や関東、東北付近は、冬のような寒さになっています。
23日も、まだ昼間でも寒い所が多いでしょう。24日から27日にかけては、最高気温は平年並みか、高い所が多い見込みです。桜が咲き進み、東京など満開を迎えるでしょう。桜の花に降りそそぐ雨や、桜の咲くころの雨を、花の雨とも言います。週末は広く雨が降り、少し残念な気持ちもありますが、春の暖かな雨です。今年は、東京など桜が開花した後に、寒い日が数日続いたこともあり、週末の雨は花散らしの雨とはならず、来週も桜が楽しめそうです。
●30日～4月4日 寒の戻りはある?
30日から4月4日にかけて、この期間も、度々気圧の谷の影響を受けることがある見込みです。天気は春らしく短い周期で変わり、曇りや雨の日があるでしょう。
日本付近に寒気が流れ込みやすくなることを示している資料もあります。この期間、寒い日が続くということではありませんが、気温の変化が大きく、寒の戻りとなる日がありそうです。
