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9日~10日 南岸低気圧が東進 関東など太平洋側で雪の可能性あり 寒さいつまで


9日から10日は、本州の南を低気圧が東進するでしょう。いわゆる南岸低気圧で、関東の平野など雪になる可能性があります。3月の初めにかけて、厳しい寒さになることがあるでしょう。

●6日~7日 冬型の気圧配置 雪の見通し

6日は冬型の気圧配置が続くでしょう。日本海から雪雲が、北海道や本州に流れ込む見込みです。北陸や近畿北部を中心に大雪の恐れがあります。雪雲は、太平洋側にも流れ込むでしょう。東海では平地で積雪になる所があり、大雪の恐れもあります。6日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、北陸80センチ、関東甲信、東海、近畿70センチです。積雪や路面の凍結により交通に影響が出る可能性もあります。着雪やなだれにも注意してください。
7日も北日本を中心に冬型の気圧配置が続く見込みです。北海道や東北の日本海側、北陸を中心に雪が降り続くでしょう。

●8日は南西諸島付近に低気圧 9日~10日にかけて南岸低気圧が東進

8日は、南西諸島付近を低気圧が通過する見込みです。沖縄は雨が降り、九州も南部を中心に雨雲がかかるでしょう。
9日は、九州の南で新たに低気圧が発生し、10日にかけて、本州の南を東進する見込みです。関東など太平洋側の平野に雪をもたらすことがある低気圧、いわゆる南岸低気圧です。9日から10日にかけて、九州から関東を中心に、冷たい雨や雪が降るでしょう。
今のところの資料では、関東南部では、地上付近が比較的乾燥している状態で降水域がかかるため、地上付近の気温が下がることが考えられます。北部の地上付近に溜まった冷たい空気が、北風で南部の平野に流れ込むこともあるでしょう。東京都心など、関東南部の平野で雪になる可能性もあります。

●11日は天気回復 12日は九州など早くも天気下り坂

11日は、大陸から高気圧が本州付近に張り出す見込みです。天気は回復し、日差しが届く所が多いでしょう。
12日は、大陸から九州付近に前線が延び、九州など雨が降りだす見込みです。

●13日~14日頃 低気圧が本州付近を東進 低気圧は発達する可能性あり

13日から14日頃、低気圧が本州付近を東進するでしょう。低気圧は発達しながら進んだり、日本の東で発達する可能性があります。九州から関東は、雨が降る見込みです。雪になるのは山沿いの一部でしょう。東北から北海道は、雪が降り、太平洋側を中心に雪の降り方が強まることがある見込みです。雨になる時間もあり、湿った重い雪です。樹木に着雪し、倒木によって停電が発生するようなことも考えられます。
広く風が強めに吹くでしょう。低気圧の発達の程度によっては、荒れた天気になる可能性もあります。今後、最新の気象情報をご確認ください。

●3月の初めにかけて厳しい寒さになることも

13日から14日頃に低気圧が通過したあと、日本付近に寒気が流れ込みやすい状態が、しばらく続きそうです。最高気温は、九州から関東でも10℃に届かない日が、数日続く所もあるでしょう。
立春を過ぎ、暦の上では春ですが、春とは名ばかり。3月の初めにかけて、特に低温傾向ということではありませんが、度々寒気が流れ込み、厳しい寒さになることはありそうです。

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