最新の資料をもとに、この先1か月の天気傾向をまとめました。この夏は、「8月上旬にピークを迎える暑さ」と「台風の動向」、「ゲリラ雷雨」に警戒が必要です。
●猛暑のピークは?
連日、厳しい暑さに見舞われている日本列島ですが、猛暑のピークはこれからです。この先1か月も全国的に平均気温は平年並みか高いでしょう。
特に2週目(7月31日~8月6日)は北海道から九州にかけて平均気温が平年より高い確率が高く、暑さのピークが予想されます。平年でも1年で一番気温の上がりやすい時期ですが、それを上回る暑さとなるでしょう。熱中症には厳重な警戒が必要です。
その後も暑さは衰えず、お盆を過ぎても、厳しい暑さの日が多くなるでしょう。うだるような暑さが長い期間続く見込みです。長期間の暑さに慣れていない北海道や東北でも暑さが長引く可能性があります。
●天気の警戒ポイントは?
暑さとともに警戒が必要なのが「台風」と「ゲリラ雷雨」です。
22日(木)現在、台風6号が沖縄に接近中で、24日(土)にかけて先島諸島を中心に大荒れの天気となる恐れがあります。また、日本の南では台風のたまごともいえる熱帯低気圧が発達しやすい状況となっており、今週末にも日本の南に熱帯低気圧が発生する予想です。本州でも影響を受ける恐れがあり、動向に注意が必要です。
今後も日本列島への太平洋高気圧の張り出しが平年より弱い予想です。太平洋高気圧が日本列島をすっぽり覆っていると、台風はなかなか近づけないのですが、今年は盛夏の時期でも日本列島が台風の通り道となりやすくなる恐れがあります。
また、太平洋側を中心に湿った空気が流れ込みやすく、所々で雨雲や雷雲が発達しやすくなるでしょう。晴れる日が多いものの、ゲリラ雷雨に注意が必要になりそうです。