今日(3日)は札幌では最高気温が26.1度まで上がり、今年初めての夏日となるなど、道内広く夏の陽気に包まれました。さて、このまま季節は順調に進むのか、最新の一か月予報をもとに天候の特徴をまとめてみました。
●1週目(6月4日~6月11日) 大荒れの後は夏本番の陽気へ
今日(3日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。明日(4日)は、全道的に雨が降り、大荒れの天気となる見込みです。太平洋側を中心に1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降り、夕方までの24時間で降る雨の量は多い所で120ミリから150ミリ、太平洋側東部などでは夜にかけてさらに雨の量が増える恐れがあります。低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意が注意・警戒が必要です。また、全道的に傘が役に立たないような強い風を伴うため、暴風にも警戒して下さい。雨風は日中以降にピークを迎える所が多くなるため、遅くてもあす朝までに屋外にある飛ばされやすいものはしまっておく、携帯電話などの充電、避難経路の確認など対策を心がけて下さい。土曜日(5日)には天気が回復し、日曜日(6日)にかけて広く晴れる見込みです。その後は雲の広がりやすくなりますが、久しぶりに日差しに恵まれる週末となりそうです。気温は土曜日(5日)から平年よりも高めとなります。最高気温は札幌など内陸の地域では25度くらいまで上がる日が続く見込みです。夏本番の陽気となる日が多くなるでしょう。
●2週目(6月12日~6月18日)北海道らしい過ごしやすい気候に
6月の中頃になると高めの気温は落ち着き、気温は平年並みの日が多くなる見込みです。札幌での6月中旬の平年の最高気温は21.4度で、日中は過ごしやすく感じられる日が多くなるでしょう。天気は周期的に変化するため、晴れた日には北海道らしい爽やかな陽気が期待できそうです。
●3~4週目(6月19日~7月2日)季節は順調に進む
6月の後半から7月に向けて北海道では本格的な夏へさらに歩みを進めていきそうです。気温は平年並みの日が多くなりますが、札幌の平年の最高気温は6月下旬で23.1度、7月上旬には24.2度まで上がってきます。日中は半袖でも過ごせるくらいの陽気となる日も徐々に多くなっていきそうです。ただ、暑くなる時に注意が必要となるのは熱中症。特に、マスクを着用している時は普段よりも体感温度が上昇したり、喉の渇きに気づきにくくなるため、危険性が高まります。喉が渇いていなくても定期的に水分を補給し、周囲の人と距離が取れる場合にはマスクを外すなど体調管理に注意して下さい。