6月のスタート。北海道から九州にかけて日中は晴れる。夜は雲の広がる所があるが雨は降らない。沖縄は、曇りや雨の梅雨空だが、晴れ間がある。最高気温は、北海道から東北で平年より低いが、全国的には初夏らしい陽気。近畿と中国地方、九州で真夏日の所も。
●気圧配置
きょう1日(火)は、日本海北部の高気圧が、北から本州や四国、九州を覆うでしょう。高気圧は、夜にかけて三陸沖に中心を移す見込みです。
夜になると、天気図には明瞭に現れない気圧の谷が、本州付近を通過する見込みです。
一方、梅雨前線は沖縄付近に停滞し、南大東島周辺や八重山周辺で活動が活発になる見込みです。
●きょう1日(火)の天気
6月のスタートは、ほぼ全国で「さつき晴れ」です。
北海道から九州まで、日中は晴れる所が多くなるでしょう。
午前中は、北海道、東北と関東甲信では、霧のかかる所がある見込みです。クルマを運転される方や小型船舶を操船される方は、ご注意ください。
夜になると、北海道、東北、関東甲信、東海では、雲が広がる見込みです。
沖縄地方は、梅雨空です。雲が多い天気で、本島では晴れ間がありますが、南大東島や八重山では、局地的な雨が降るでしょう。
●きょう1日(火)の予想最高気温
きのうと同じか上回る所が多いでしょう。
北海道は、15℃から20℃ですが、東部では12℃前後にとどまる所がある見込みです。きのうに比べて、5℃前後上回る所が多くなりますが、この時期としては低い所が多いでしょう。
東北は、20℃から25℃くらいでしょう。きのうより高めになりますが、この時期としては、1～2℃低めの気温です。
関東甲信と東海、北陸は、25℃から27℃くらいの所が多いでしょう。比較的乾いた暑さですが、軽い運動をされる方はもちろん、家の中にいる時間が長い方も、水分補給を心がけてください。
近畿から中国、四国や九州では、27℃から30℃前後の所が多いでしょう。きのうに続く暑さです。京都府や福岡県、佐賀県、大分県、熊本県では30℃を超えて、猛暑日に迫るような厳しい暑さになる所がありそうです。(*猛暑日:最高気温が35℃以上の日)
季節先取りの暑さですから「新しい生活様式における熱中症予防のポイント」を参考に、熱中症にならないによう、お気をつけください。
沖縄では、28℃から32℃で、蒸し暑さが続くでしょう。
●新しい生活様式における熱中症予防のポイント
新型コロナウイルス感染拡大防止を心がけながら、新しい生活様式の中で、熱中症を予防するには、ポイントが5つあります。
① 適宜、マスクをはずしましょう。
屋外で、周りの方と、2メートル以上(十分な距離)離れている時は、マスクをはずして、休憩をとってください。その際、ウイルス感染対策は、忘れずに行いましょう。一方、マスクを着用している時は、激しい運動は避け、気温や湿度が高い時は、特に熱中症に注意が必要です。
② できるだけ、暑さを避けましょう。
なるべく涼しい服装を選び、日傘や帽子を利用してください。少しでも体調が悪くなったら、涼しい場所や日陰へ移動しましょう。
③ 喉が渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。
汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
④ エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。
換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
⑤ 日頃から暑さに備えた体づくりと、健康管理を行いましょう。
「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体温測定や健康チェックを習慣にしてください。もし、体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。
高齢者や子ども、障がいのある方々は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分注意してください。
参考:厚生労働省「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
