きょう(24日)、青森県八甲田山系の酸ケ湯で、全国で今シーズン初めて積雪が4メートルに達しました。昨シーズンは積雪が4メートルに達した地点がなかったため、元号が令和になって初めてということになります。
●青森県の酸ケ湯で積雪4メートル 今季全国で初
日本付近は、北日本中心の冬型の気圧配置となっていて、北海道や東北の日本海側を中心に断続的に雪が降っています。青森県八甲田山系の酸ケ湯では、きょう(24日)午前10時に積雪403cmを観測しました。全国で、積雪が4メートルに達したのは、今シーズン初めてです。
なお、昨シーズン(2019年~2020年の冬)に積雪4メートルを観測した地点はなく、前回、積雪4メートルを観測したのは2018年~2019年の冬だったため、積雪が4メートルを超えるのは、元号が令和になって初めてということになります。なお、このシーズンに初めて積雪4メートルを観測したのは、2019年2月12日で、今回と同じく、青森県の酸ケ湯でした。
●北海道や、東北・北陸の山沿いで積雪多い
今年の冬は、たびたび強い寒気が入り、積雪が増えていますが、先日の暖かさで雪解けも進んでいます。きょう午前11時現在の積雪の深さを平年と比較すると、北海道の太平洋側や、東北から山陰の海沿いの地域では、平年より少なくなっています。
一方で、北海道の日本海側、東北・北陸の山沿いの地域などでは、依然積雪が多く、酸ケ湯では平年の122%となっています。そのほか、秋田県横手市で235%、岩手県北上市で210%、北海道岩見沢市と山形県米沢市で202%など、積雪が平年の2倍以上となっている所もあります。