5日、札幌管区気象台が発表した北海道地方海氷情報によると、オホーツク海南部の海氷は、知床岬の北西約20キロメートルまで南下しており、7日から8日にかけて急速にオホーツク海側の沿岸に近づく可能性があります。
●いよいよ流氷の季節
北海道地方海氷情報の長期予報によると、この冬は流氷の到来は平年並みか平年より早く、網走の流氷初日は1月中旬から下旬となる予想です。流氷を観測している網走地方気象台は、標高40メートル付近にあり、見通しの良い日には流氷が沖合25キロメートル付近まで近づいてくると確認ができるようになるそうです。網走の流氷初日の平年並みの範囲は1月19日~1月24日の間ですので、いよいよ流氷の季節となりそうです。
●7日~8日 大荒れの天気に警戒
北海道付近は、急速に発達する低気圧の影響で、7日夕方から8日にかけて大荒れの天気となる恐れがあります。全道的に雪が降り、風も強まるため、猛吹雪や吹きだまり、高波などに警戒が必要となります。7日18時までの24時間降雪量は日本海側や太平洋側の多い所で20~40センチ、8日にかけてはさらに30~50センチ降る所があるでしょう。なお、低気圧の発達の程度によっては警報級の大雪となる恐れもあります。最新の気象情報に注意し、買い物などの用事は6日のうちに済ませておくとよいでしょう。なお、オホーツク海側では流氷の動きが激しくなるため注意が必要です。