3連休初日、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンスです。時刻や観測のポイント、天気をまとめました。
●見られる地域や時刻は?
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
きょう21日は17時半過ぎに北海道から中国地方にかけて広く「きぼう」を見られるチャンスがあります。上の図は各地の最大仰角の時刻と見える方角で、この時刻の3分ほど前から見え始める所が多くなっています。例えば、東京では17時34分頃から見え始め、最大仰角になるのは37分頃に、見え終わりは39分頃です。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。
●各地の午後の天気は?
北海道は日本海側を中心に晴れるでしょう。東北の日本海側は雲が多いですが、太平洋側は大体晴れそうです。関東から中国地方は晴れる所が多く、きぼうを見られるチャンスです。3連休初日、日没後の空を是非、見上げてみて下さい。
これまでの季節外れの暖かさから一転、北風が吹いて、夜はヒンヤリするでしょう。体調を崩さないよう暖かくしてお過ごし下さい。