7月が終わり、近畿でようやく梅雨明け。8月スタートのあす1日。西日本では身体に堪える暑さ。これまで経験のない異例の8月を迎えます。
●西日本を中心に厳しい暑さの8月スタート
今週は九州南部からようやく梅雨明けの発表があり、きょうは近畿地方で過去3番目に遅い梅雨明けとなりました。大雨の爪痕が残る被災地ではこれから復旧作業が進むことですが、追い打ちをかける「高温に関する全般気象情報」が気象庁から発表されました(7月29日)上空1500m付近の気温を確認すると地上で35度以上の猛暑日となる目安の暖気が西日本一帯を覆う予想です。沖縄は8月1日(土)にかけて最高気温が33℃以上となる所があり、西日本では8月5日(水)頃にかけて所々で35度以上の猛暑日となる厳しい暑さが予想されます。
●8月1日 予想最高気温(九州・四国・中国・近畿)
最高気温が軒並み30度以上の中、特に気温が上がるのが九州です。35度予想が大分県日田市や熊本市、先日大雨による甚大が被害が出た熊本県人吉市。それに宮崎県都城市です。特にこの週末、災害復旧作業を行う予定の方は過酷な暑さになります。こまめな水分補給を行ったり、炎天下では短いピッチの休憩を心がけて下さい。
その他の最高気温は以下の通り
36度:高知県四万十市(江川崎)
35度:京都市
34度:佐賀市、山口市、高知市、高松市、奈良市
●今年はこれまで経験のない夏
本来ならスポーツで賑わいを見せるはずだった2020年夏。新型コロナウイルスによって、生活様式が一変しました。夏でもマスクを着用し、感染予防に努めなければなりません。ただ、盛夏を迎え、マスクを着用していると心拍数や呼吸数があ上がり、体感温度も上昇することで、身体に負担を強いられる状況です。そのため、例年よりも熱中症のリスクが高くなるとみられます。屋外で人との距離を十分にとり(少なくとも2m以上)、マスクを外すようにしてください。また、直射日光をできる限り避け、こまめに水分補給をするなどの基本的な暑さ対策も重要です。