東京都のインフルエンザの患者数は減ってきており、インフルエンザシーズンは終盤になったと考えられます。
●インフルエンザシーズン終盤へ
上の表は東京都のインフルエンザの定点当たり報告数です。(※定点当たり報告数とは、定点医療機関からの報告数を定点数で割った値のことで、言いかえると1医療機関当たりの平均報告数のことです。)
季節性インフルエンザの患者数はお正月休み明けになると急激に増える年が多いですが、今シーズンは11月や12月の早い時期から猛威を振るったものの、お正月休み明けから急増することはありませんでした。グラフの通り、ここ数年と比べて、低水準で推移しているのが分かります。その後、3月に入ってからも徐々に減っており、シーズンも終盤になっていると考えられます。
インフルエンザシーズンは終盤になっていますが、新型コロナウィルスの懸念もありますので、引き続きウイルス対策は万全になさって下さい。小まめな手洗いや咳エチケットも忘れないように心がけましょう。