佐賀県北部の沿岸では、きょう(27日)夕方から顕著な海面昇降が発生しています。きょう昼前からは、長崎県の沿岸でも副振動が発生していました。気象台は船舶や海上係留物への被害に注意するよう呼びかけています。
●長崎に続き佐賀でも副振動
佐賀県北部の沿岸では、1月27日夕方から顕著な海面昇降が発生しています。16時20分までに観測された海面昇降の山から谷の高さの最大値の発生時刻と高さ及び周期は以下のとおりです。(速報値)
観測地点名:仮屋(国土地理院)
発生日時:27日15時50分頃
山から谷の高さ:約90センチ
周期:約35分
●27日23時前に満潮時刻 この先も注意を
この海面昇降は副振動と呼ばれ、湾内や海峡などで時々発生します。きょう(27日)昼前からは長崎県の沿岸でも副振動が発生していました。高潮や津波とは原因が異なり、海面上の気圧の微小な振動によって引き起こされたものと考えられます。今後も大きい海面の昇降や強い流れが繰り返し発生する可能性がありますので、船舶や海上係留物への被害に注意が必要です。
なお、仮屋の次の満潮時刻は、以下のとおりです。
満潮時刻:27日22時54分
気象台は船舶や海上係留物への被害に注意するよう呼び掛けています。