平地は冷たい雨 日本アルプスでは雪

22日(火)、温帯低気圧(元台風20号)が本州の南岸を進み、東海から東北南部の広い範囲で冷たい雨が降っています。標高の高い山の上では雪となっており、気象庁のライブカメラでは中部山岳の立山、御嶽山に雪が積もっていることが確認できます。

●立山、御嶽の山頂付近は雪

22日(火)、温帯低気圧(元台風20号)が本州の南岸を進んでいます。この低気圧に向かって上空には北から寒気が流れ込んでおり、平地に降る雨は冷たいものになっています。一方、標高の高い山の上では雨ではなく、雪となっているようです。気象庁のライブカメラ画像からは、中部山岳の立山、御嶽山といった標高3000m級の高山の稜線が白く染まり、雪が積もっていることが確認できます。

●初冠雪?

「初冠雪」とは、ふもとの地方気象台から見て、山の一部が雪などによって白くなった状態が初めて見えた日のことを言います。22日は広く厚い雲に覆われ、ふもとの町から山を望むことができていません。山には雪が降りましたが、初冠雪の観測にはならない可能性があります。

ちなみに、富山地方気象台による立山の初冠雪の平年値は10月8日で、今年は遅れています。