きょう10日、関東では“梅雨の晴れ間"、場所によっては青空が広がりましたが、その一方で、西日本は広く雨が降り、九州や四国では局地的に激しい雨が降りました。雨雲は今後、東日本に拡大。特に12日金曜日は、関東でも短時間強雨の可能性も。
●今夜~あす11日(木) 西日本で非常に激しい雨の恐れ
10日午後4時00分現在、九州~四国にまとまった雨雲がかかっていて、所々で雨脚が強まっています。今夜からあす11日(木)にかけては九州と四国の太平洋側を中心に西日本は広い範囲で雨が降ります。雷を伴って非常に激しく降る所があり、短時間で川が増水したり、土砂崩れの危険性が高くなる恐れがあります。きょう日差しがあった東日本もあすは天気が下り坂。昼頃から次第に雨雲がかかり、関東でも夜は雨具が必要になります。北日本は日本海側を中心に晴れの天気が続くとみられます。
●12日(金) 寒冷渦の動向に要注意
12日金曜日は日本海に低気圧が進む予想です。この低気圧は寒冷渦と言われ、上空に寒気を伴っています。特徴としては①動きが遅い。②低気圧の南東側の地域で大気の状態が“より不安定"が挙げられます。
12日金曜日は強い雨の範囲が東日本から北日本に移動していく予想です。特に北陸と東北の日本海側、それに湿った空気が流れ込む関東では、活発な雨雲がかかりやすく、雨脚が強まったり、雷雨になる可能性もあります。
寒冷渦の動きが遅いため、13日土曜日になっても北陸と東北の日本海側では影響が残り、大気の不安定な状態が続くとみられます。週末にかけて“寒冷渦"の動向にご注意下さい。