
<中日4-1巨人>◇1日◇バンテリンドーム
中日が巨人に連勝し今季初めて2カード連続で勝ち越した。同点の8回2死満塁、4番オルランド・カリステ内野手(33)の打席の1ボール2ストライクからの4球目に巨人大勢の暴投で勝ち越し。なおも二、三塁からカリステが中前へ2点適時打を放ちた。井上一樹監督(53)は「大きかった。何が起こるか分からない中で、あそこで打つ、打たないではまた展開も変わってきた。もちろん(暴投で)いただいた1点も大きかったですけど、オルランドの中前適時打は大きかった」と追加点の1打をほめた。
7回無死一塁では、井上監督は4番カリステに送りバントを命じたが決めきれず、結局見逃し三振。「(送りバントの)指示をしましたよ。1点取りたかったのでね。でもダメだこりゃと思って、『打て』に切り替えた。その後、取り返すチャンスじゃないけども打ってくれたんで。『それでおじゃんじゃねえぞ』ってことは、今からロッカー帰ってから怒っておきますよ。それで『やったぜみたいな顔すんな。ちゃんと仕事はしろよ!』って。そういう細かいところができないと、交流戦ではなかなか厳しいので」と、ヒーローになった助っ人にも、バント失敗はしっかり反省を促す。