最新の1か月予報によると、この先も高温傾向が継続。また、1か月を通してみると、西日本や東日本は太平洋側を中心に曇りや雨の日が多い予想で、桜の開花やお花見の時期に影響が及ぶかもしれません。
●3月も全国的に高温傾向
この先1か月も南から暖かい空気が流れ込みやすく、全国的に平年よりも気温の高い状態が続く見込みです。特に、前半は気温がかなり高くなる予想です。これは、ジェット気流が日本付近で北側に蛇行することに伴い、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすいことと、北からの寒気が流れ込みにくくなるためと考えられます。
●高温に関する異常天候早期警戒情報
きょう28日(木)、気象庁は関東甲信地方を除く地域に、高温に関する異常天候早期警戒情報を発表しました。3月5日頃からの約1週間、気温が平年よりもかなり高くなる見込みのため、農作物の管理などに注意が必要です。また、雪が多く残る地域では、引き続き雪崩にお気をつけ下さい。
●日本海側の降雪量は少なく
北日本の日本海側では、1週目(3月2日~8日)と2週目(9日~15日)は平年よりも雨や雪の日が少ない見込みです。一方、東日本の日本海側は、1週目は天気が崩れやすいですが、雪ではなく雨として降る日が多いでしょう。このため、日本海側の降雪量は平年よりも少ない見通しとなっています。
●西・東日本の太平洋側 曇りや雨の日が多い傾向
西日本と東日本の太平洋側では、前半ほど前線や低気圧の影響を受けやすいでしょう。降水量が平年より多く、日照時間は平年より少ない傾向となりそうです。