14日月曜日は、成人の日です。
北海道内では、札幌市など成人の日当日に成人式を開催する自治体や、帯広や小樽など前日開催の自治体などがあります。道南などでは8月に行われる自治体もありますが、成人式を踏まえた、明日からの三連休の天気を解説します。
●12日(土)
成人の日、前々日となるこの日は空知地方の月形町や秩父別町などで成人式が開催されるようです。北海道付近は、はじめ弱い冬型の気圧配置が残りますが、次第に高気圧の張り出しの中に入る見込みです。そのため、日本海側で多少雲が広がりやすくなりますが、天気の大きな崩れはありません。太平洋側東部や内陸などでは概ね晴れるでしょう。道は多少滑りやすくなりますので、足元に気を付けて下さい。また、内陸を中心に朝の冷え込みはやや強まりますので、防寒対策はしっかりと行うようにしてください。
●13日(日)
この日は成人の日の前日となります。道内では稚内や小樽、室蘭、苫小牧、千歳、帯広、北見など100を越える市町村で成人式が開催されます。北海道付近は、全般に高気圧の圏内となります。そのため、はじめ北よりの風が吹きやすくオホーツク海側で多少雲が広がる他は、晴れる所が多くなります。前日夜から晴れて、成人式の開催される帯広や北見など、内陸では朝の冷え込みが強まる見込みです。また、北見などでは北風のため日中でも寒く感じられそうです。防寒対策をしっかり行って下さい。そのほかの場所も、日中でも気温は氷点下の所が多く、路面はやや滑りやすい状態が続きそうです。
地方を中心に、成人の日当日に成人式が行われない所が多くなっていますが、これは遠方から参加される方が多いことなどが大きな理由のようです。
●14日(月)
成人の日、当日です。引き続き北海道付近は高気圧の圏内となり、風の強まり等もなく穏やかな一日となるでしょう。この日は札幌や旭川、函館などで成人式が行われるようです。放射冷却が強まり、内陸を中心に朝の冷え込みが強まる状態は続きそうです。朝から出かける方は、防寒対策が重要となります。その一方、函館などでは日中0度くらいまで気温の上がる所があり、路面の雪は融けやすくなります。車の方はドロはねに、晴れ着の方は足元の汚れなどに注意を払う必要がありそうです。
●三連休後、15日以降の天気は
15日は気圧の谷が接近し、16日にかけて北海道付近を通過する見込みです。そのため、広く雪で、一時降り方の強まる恐れがあります。また、16日以降は冬型の気圧配置で、次第に強まるため、日本海側を中心に雪の降りやすい天気が続きます。18日頃からはオホーツク海側でも雪が降る見込みです。
11日現在、網走市の北約60キロメートル付近まで南下している海氷が、更に接近しそうです。平年図との比較をすると、やや南下の様子が早いようです。来週末以降には、流氷を肉眼で見られるような状態になる可能性もあります。