気象庁によると、16日に発生した沖縄の伊江島の突風は竜巻と推定されます。風速は約70メートルと推定され、国内では最強クラス。日本版改良藤田スケールで強い方から3番目の「JEF3」に該当します。
●国内最強クラスの竜巻
気象庁は18日、台風6号が沖縄本島地方に最も接近した6月16日に、沖縄県の伊江島で発生した突風は、竜巻であると推定したと発表。突風の強さは風速約70メートルと推定され、竜巻の強さを0から5までの6段階であらわす「日本版改良藤田スケール」で、強い方から3番目の「JEF3」に該当します。風速70メートル以上の強さの風が推定された竜巻は、国内ではこれまでに茨城県常総市、北海道佐呂間町、愛知県豊橋市、千葉県茂原市で発生した4例しかなく、伊江島の竜巻は国内で過去最強クラスといえます。
●日本版改良藤田スケールとは
日本版改良藤田スケールとは、米国で考案された藤田スケールを、日本の建築物などの被害に対応するように策定したもので、2016年から導入されました。