今日16日(月)の北海道は、晴れた所が多くなりました。ただ、午後3時までの最高気温は全般に8度前後と、空気がひんやりとしました。明日17日(火)以降は、気温が平年並みか高く、かなり高い日もあります。写真は4月13日(金)の昼頃に、小樽市朝里の海岸で撮影した、蜃気楼の写真です。
蜃気楼は気温の高い所と低い所の境界面で起こる現象で、これからの季節には見られる可能性が高くなるということです。
今日の道内は、西から張り出す高気圧に覆われて、晴れた所が多くなりました。週末は雨や雪の降った所が多く、オホーツク海側や道東では、雪の積もった所もありました。季節は逆戻りのようになりましたが、明日からは上空に暖かい空気が流れ込み、気温が平年より高くなる見込みです。一気に春本番となり、日中はぽかぽか陽気となる所が多いでしょう。ただ、朝晩はまだ冷え込む日もあるため、一日の中の気温差に注意して下さい。
この時期まだ低い海水の上に暖かい空気が流れ込むと、性質の違う気温の境目ができます。蜃気楼は、この境目で空気の屈折率が違うため、光が曲がって進み、実際にある場所と違う所に物が見えたりする現象です。明日以降は冷たい海水の上に暖かい空気が流れ込み、蜃気楼が見られる日も増えるでしょう。札幌近郊の石狩湾では、東と西に海岸があるため、蜃気楼が比較的見られるスポットだそうです。いつもと違う風景がないかどうか、探してみてはどうでしょうか。