函館では、今シーズンは記録的な大雪となっています。昨年10月から昨日(5日)までに降った雪の量は505センチと500センチを超えました。統計開始以来最も多くなっています。今後は、雪どけに対する注意が必要です。
●函館で雪が多い原因
今日(6日)午前10時時点で、函館では64センチの雪が積もっており、平年の3倍以上の積雪となっています。普段雪が少ない函館で、今シーズンは何度も雪かきが必要となっています。
雪が記録的に多くなった原因は低気圧です。今シーズンは、北海道付近を低気圧が通過しやすく、1月以降は北海道西岸で低気圧が停滞するなど、函館付近で大雪となる日が多くなったため、記録的な雪の量となりました。
●今後の見通し
今日(6日)は雪の降る時間がありますが、降り方は弱く、明日(7日)は晴れ間が出るでしょう。空は割合穏やかですが、明日にかけて真冬日が続くため、雪どけは足踏み状態となります。
その後は気温は平年より高めで経過する見込みで、雪に雨がまじることもあるでしょう。雪どけは急ピッチで進みますが、雪どけが一気に進むと、屋根からの落雪や低い土地の浸水、河川の増水などにつながる恐れがあります。今後は雪どけに対する注意も必要です。