11日(土曜日)は前線を伴った低気圧が北海道付近を急速に発達しながら通過します。このため北海道付近は沿岸を中心に大荒れの天気となる恐れがあります。暴風への警戒が必要になりますので、10日のうちに暴風への備えをしましょう。
●暴風に警戒
11日(土曜日)からは北海道付近は急速に発達する低気圧の影響で等圧線の間隔が非常に狭くなり、
沿岸を中心に暴風が吹き荒れる恐れがあります。
11日未明から12日にかけて、予想される最大風速は日本海側や太平洋側西部で陸上で20m、海上では25mと予想されています。
風の強さとその状況
風速が10m/秒(時速36km)を超えると
風に向って歩きにくくなり、樹木全体が揺れ始め、電線が鳴り始めます。車は次第に横風の影響が分かるようになります。
風速が20m/秒(時速72km)を超えると
何かにつかまっていないと立っていられなくなり、車はあおられ、通常の運転が困難になります。
風速が30m/秒(時速108km)に達すると
飛散物などにより屋外での行動は極めて危険な状態です。樹木が倒れはじめ、走行中のトラックが横転することもあります。
●暴風対策は今日のうちに
なお、10日(金)午前中はまだ天気の崩れはありません。10日のうちに暴風対策を行っておきましょう。
屋外の整理
屋外に置いてあるものは、風によって倒れたりして壊れる可能性がありますし、また風で飛ばされて家屋、車などにあたったり人にけがをさせてしまう恐れがあります。特にマンションのベランダに置いてあるものは極力屋内に片付けましょう。
停電への備え
折れた枝が電線に引っかかったりして停電が発生することもあります。携帯電話などの充電や、懐中電灯や携帯型ラジオなどの電池の準備を行いましょう。大型のストーブの多くは電気を使っているため停電時は使えなくなります。電気を使わないポータブルストーブの用意があると安心です。
外出は避ける
買い物などの屋外での用事は10日(金)のうちに済ませるようにして、11日(土)は極力外出は控えるようにしましょう。
今後、気象台から発表される注意報や警報、気象に関する情報に十分留意して下さい。