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イチロー氏「負けた気がしないよね。勝った気も…」高校球児と甲子園タイブレーク制度を議論


【写真】大分舞鶴高校の野球部員を指導するイチロー氏(代表撮影)

日米通算4367安打のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が高校球児への指導を行った。7年目、通算14校目に選んだのは、県内有数の進学校でありながら、22年のセンバツにも出場した大分舞鶴。7、8日の2日間にわたり、選手とコミュニケーションをとる中では、7イニング制導入が議論されるなどしている高校野球、甲子園大会の在り方についても話題が及んだ。

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イチロー氏が大分舞鶴ナインと高校野球について雑談を繰り広げる中で、甲子園大会の在り方について提議した。外野ノックの最中、部員に問いかけた。「甲子園のタイブレーク制度はどう? 地方大会は仕方ない、と思うんだけど、甲子園はずっとやりたいよね。突然、ランナー一、二塁になって、ゲームが変わるのは気持ち悪い。甲子園はメンバーを増やして補って、最後までやってほしいというのが僕の考えなんだけどね」と持論を述べた。

タイブレークは試合の早期決着を目指し18年センバツから導入。現在は延長10回から無死一、二塁で継続打順で行われている。ある部員は「自分たちでつくったピンチじゃないのにってなるのはあります」とうなずいた。イチローさんは続けて「負けた気がしないよね。勝った気もしないし。少なくとも12回まではね。(タイブレークは)13回だったら、仕方ない」と、話した。

さらにイチロー氏は「甲子園は暑いから京セラっていうのも、ふざけるなって思うよね。甲子園を目指したいと思うよね」と訴えると、部員は「甲子園という場所は特別です」と賛同した。これにはイチロー氏も「ありがとうございます。貴重なご意見を」。近年、熱中症対策として7イニング制を始め議論が進められる中、度々、京セラドーム大阪などでの開催も話題に上っていた。愛工大名電では2年夏と3年春に甲子園出場。その楽しさ、貴重な経験を一番に理解しているイチロー氏ならではの意見で、現役球児たちと思いを共感した。

○…2日間にわたり行われたイチローさんの指導。7日はキャッチボールやノック、フリー打撃を実演。8日は走塁練習を中心に行われた。文武両道の進学校で短い練習時間の中でのレベルアップが選手たちの悩みのひとつだったが「しっかり時間をかけてキャッチボール、ノック。形をつくる」とアドバイス。最後は「勉強を頑張りながら高校野球をやった経験が大人になって社会を引っ張っていく人になってほしい」とエールをおくった。

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