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広陵元監督・中井哲之氏が“電撃復帰” 都内企業の野球部事業部特別顧問に就任、中学生ら指導へ


【写真】広陵監督時代の中井哲之氏(2024年8月撮影)

株式会社KIKUZAKI電気は6日、10月1日付で野球事業部を新設し、同事業部の特別顧問に元広陵(広島)監督の中井哲之氏が就任したと発表した。

現在は小学生対象の平日の野球スクールを展開し、27年春から中学生硬式野球チーム「多摩ガーディアンズポニー」を本格始動する予定。中井氏にはこれまでの指導経験を生かし、同事業部全体の理念、育成方針、チームづくりなどについて助言・監修を担うほか、選手育成をはじめ、スカウティング業務などに携わる予定だという。

中井氏は広陵監督時代、25年夏の甲子園に出場するも、過去の暴力事案を巡り、同大会途中で出場を辞退。責任を取る形で昨年8月に退任していた。

一連の問題について同社は「重く受け止めている」とし、今回の招聘(しょうへい)は「過去の問題を軽く扱ったりしたうえで判断したものではありません」と表明。検討にあたって中井氏と面談し、対話を重ねた上で決断した。また、中井氏を含む指導者に関する相談窓口も設置するとした。

さらに「ハラスメントやコンプライアンスに関する研修を実施することはもちろん、指導者から一方的に伝えるのではなく、子どもたちや保護者との双方向の対話を大切にした運営を徹底していきます。子どもたちが安心して野球に打ち込める環境づくりや、地域への貢献につなげていく。そんな未来を目指して、これからも取り組んでまいります」などと誓った。

中井氏は同社を通じ「このたび、KIKUZAKI電気の野球事業部特別顧問として、新たに野球に携わる機会をいただきました。

これまで長年にわたり高校野球の指導に携わってきましたが、その経験の中には、決して忘れてはならないこと、今後に生かさなければならない教訓があります。過去に起きたことや第三者委員会からいただいた厳しい指摘を真摯(しんし)に受け止め、これからの活動につなげていかなければならないと考えています」とした。

続けて「一方で、これまで野球と向き合い、多くの選手たちと接する中で培ってきた指導や育成の経験があります。その経験を余すことなくこの野球事業に生かし、子どもたち一人ひとりの成長のために還元していきたいと思っています。私自身にとっても、今回の機会は新たな学びの場です。子どもたち、保護者の皆さんとも対話を重ねながら、自分自身も学び、変わり続けていきたいと思います。野球の技術だけではなく、両親や家族を大切にすること、支えてくださる周囲の方々への感謝を忘れないことも、子どもたちと野球を通して一緒に学んでいきたいと考えています。まずはこの地域にしっかりと根を張り、子どもたちが野球を楽しみ、『野球をやってきて良かった』と思える環境をつくっていく。そして、野球をする子どもたちや、それを応援する人たちが増え、地域全体で野球が盛んな街になっていくことを願っています。これまでの経験と、これから得る新たな学びの双方を生かし、一つひとつの活動に真摯(しんし)に取り組んでまいります」とコメントした。

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