
侍ジャパンの井口資仁監督(51)は4日、「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」に向けた秋季キャンプ2日目を終えて取材に応じた。この日から投内連係やピッチコム、ピッチクロックなど実戦的なメニューがスタート。ブルペンではエース候補の中日・高橋宏斗投手(24)が直球を中心に86球を投げ込んだ。じっくりと見守った井口監督も「シーズン以上に力の入ったピッチング。本当に圧巻というその一言。きょうのピッチングを見ていると群を抜いている」と絶賛した。
先発の軸としての起用を示唆しつつも、具体的な役割については「データ戦になるので公表できません。井口AIに聞いてください」と冗談交じりに不敵な笑みを浮かべた。それでも「シーズンが終わってここまでいい調整をしてくれている。実際の大会でどういうピッチングをしてくれるか非常に楽しみ」と強い信頼を寄せた。
実戦に向けてピッチコムとピッチクロックを使った練習も行った。サインが合わない際のタイムロスなど課題を挙げつつも、「基本は捕手が操作する形。しっかりルール等の違うところをクリアしたい」と、7日ロッテ、8日広島との練習試合での修正を見据えた。
チームの雰囲気づくりも順調だ。練習中、ソフトバンク正木智也内野手(26)が周囲から「キャプテン」と呼ばれ盛り上がる場面が見られた。井口監督は「指名はしていません(笑い)。庄子(雄大)に『正木にCのマークをマジックで書いておけ』って言っただけ。自然とそういう形になるのは望んでいたので良い雰囲気」と笑顔を見せた。投手陣では高橋が中心となってチームをけん引しており、ともに最高の空気感で準備が進んでいる。
12日の「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」開幕に向け、5日の休日を挟んで次クールからは実戦形式のメニューへと移行する。「1試合も落とせる試合はない。1試合1試合すべて全力でやっていく」と引き締めた。
