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【プロ野球】FA制度見直しへ 人的補償廃止 ドラフト指名権か金銭の補償へ移行 来年オフから


【写真】NPB旗

プロ野球で長年懸案だったフリーエージェント(FA)制度の見直しが30日、決定した。日本野球機構(NPB)とプロ野球選手会が合意し、実行委員会で可決された。来年オフから「人的補償制度」を廃止して、翌年の「ドラフト指名権」か金銭での補償へ移行する。また今オフから、35歳以上の選手はランクに関わらず補償が不要となる。移籍の活性化に向けた画期的な改革となる。

◇    ◇    ◇

最大の変更点は、長年議論されてきた「人的補償(選手による補償)」の廃止だ。27年オフから、戦力均衡を図る代替案として「ドラフト指名権による補償」を新たに導入する。旧球団は「ドラフト指名権」か「金銭補償」のいずれかを選択可能となり、指名権を選んだ場合は、Aランクの選手は翌年のドラフト2巡目、Bランクは3巡目の権利が譲渡される。

これに伴いランクの分類も一部見直された。Aランクは従来通り、年俸上位1~3位だが、Bランクは4~8位と、従来の10位までから2人減った。Cランクは9位以下となった。金銭補償の場合は、Aランクが年俸の80~130%、Bランクが60~100%に設定される。なおBランクの8位のみドラフト指名権の譲渡はなく、年俸の60%の金銭のみとなる。NPB保科求己法規室長は「目安の金額を大きく超えることがないよう交渉してもらう」とし、金額補償が規定の範囲内に収まっているかはNPBが確認する。

もう1つの変更点は、今オフから「FA権行使の翌年4月1日時点で35歳以上」の選手が移籍する場合、ランクを問わず獲得球団から旧球団への金銭および人的補償が不要となる。今季はDeNA筒香らが対象となる。保科室長は「年齢による区切りは今までなかった。移籍の活性化のために枠を広げたが正しい解釈」と話した。

獲得球団の選手流出リスクや過度な負担が軽減されることで、今後はFA市場における活発な移籍交渉が期待される。29年以降の制度については、この2年間の運用状況を見極めて再検討する。【鳥谷越直子】

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