
<プロ野球ドラフト会議>◇22日
パナソニック柿本晟弥投手(24=東洋大)が西武から2位指名を受けた。待ちに待ったプロ入り。「(大学時代に)指名漏れを経験していますので、プロ野球選手になれると決まった時、ホッとしました。2位という順位は僕の中では早かった。よくて3位だと思っていたので、ビックリしました」と声を弾ませた。
高校時代はコロナ禍だった。東洋大時代には指名漏れを経験した。そして今回、所属チームの名門・パナソニックは今季りでの休部を発表している。思うようにいかなかったが、へこたれることはなかった。持ち前の前向きな性格で苦境を乗り越え、晴れてプロの世界へと飛び込む。
最速151キロの速球を誇る。だが、アピールポイントはコースへの投げ分けと多彩な変化球を操る完成度の高い投球だ。パナソニックで先発に取り組み、考え方が変わった。元阪神の鳥谷敬氏が総合コーチを務めており、打者目線での指導も受けた。「野手からどう見えているのか。(体の)開きが早いと言われ、今でも気をつけています」。プロを意識し、高度な投球術を身につけ、即戦力と評価されるまでに成長した。
チームメートから「カッキー」と呼ばれるが、ドラフト中継で「“柿ピー”と呼んでほしいみたい」と、いじられたこともご愛敬だ。大学時代の4年間を過ごした埼玉へ。西武には東洋大姫路、東洋大の先輩・甲斐野央投手(29)も在籍しており、心強い。「縁」も感じる。次なるステージへ、不安はまったくない。憧れはダルビッシュ有投手だ。「ゆくゆくは日の丸を背負いたい」と意気込んだ。
