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【今岡真訪】阪神今季を象徴したクリーンアップの働きも及ばず リーグ連覇は色あせることはない


【写真】阪神対DeNA 7回裏阪神無死、2打席連続となる勝ち越し本塁打を放ち、ナインに迎えられる森下翔太(撮影・前田充)

<セ・CSファイナルステージ:阪神5-8DeNA>◇17日◇甲子園

阪神は森下、佐藤が再びスターティングメンバーにそろったことで、がっぷり四つになれば、どのチームにも負けないと思っていた。今シーズン12球団で唯一、固定されたクリーンアップは最大の強みだった。

CSファイナルステージで苦戦したのは、コンディション不良で森下、佐藤を欠いたからだった。しかし、この日のDeNA戦で2人が戦列に戻ってくると、当たり前だがチームの雰囲気はガラリと変わった。

もともとDeNAに負けるのが不思議だと思っていたし、1番から5番までがそろうと負ける気がしなかった。実際、森下が完璧な2本のホームランを放って、佐藤も長短打をマークするなど5点を奪い、すっかり勝ちペースだった。

あまり目立たないが、捕手の伏見が工藤とドリスのとんでもない暴投気味のボールをブロッキングしたのは大ファインプレーだった。攻撃では敵失に付け込み、バックは守り抜いた。

それは阪神の伝統的な野球だった。しかしイニングをまたいだ工藤がひっくり返された。ベンチが信頼して送り出したのだから仕方がない。大山も初回に同点打を放つなど、今シーズンを象徴したクリーンアップの働きも及ばず、踏ん張りどころで競り負けた。

投打に戦力が豊富で、連続優勝は間違いないと言われた上でのレギュラーシーズンの戦いは苦しかったはずだ。しかも、主力の近本、石井を故障で欠いて危なかったが、よく戦い抜いた。素直に祝福したい。CSは残念な結果に終わり、日本一奪回も持ち越した。だが、球団史上初のリーグ連覇を遂げた事実が、色あせることはない。(日刊スポーツ評論家)

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