
ソフトバンクの“8回の男”松本裕樹投手(30)が、日本ハムに決まったCSファイナルステージ(14日開幕)での3日連続登板解禁へ意欲満々だ。プロ12年目の今季は自己最多58試合に登板し4勝5敗4セーブ32ホールド。3連投は3度、4連投は1度あったがいずれも休養日を挟んでおり、3日連続登板は今季一度もない。
「もともと今年もチャンスがあれば行く準備はしていましたし、体は問題ない」と首脳陣がGOサインを出せば、いつでもリミッターを解除する準備はできている。51試合に投げて最優秀中継ぎのタイトルを獲得した昨季も、3日連続登板を解禁したのは阪神との日本シリーズ第3~5戦だった。今年のCSファイナルステージは最大7試合行われ、ソフトバンクはアドバンテージ2勝以外に3勝が必要。倉野信次投手チーフコーチ(52)も「中継ぎは3連投、場合によっては4連投もある」と短期決戦はつぎ込む考えで、松本裕の3日連続登板も十分可能性はある。
レギュラーシーズン最終登板となった3日ロッテ戦は同点の9回に登板し、初球を山口にサヨナラ被弾。1球敗戦は史上29人目で30度目。パ・リーグでは12年9月5日西武戦での柳瀬明宏以来14年ぶりの珍事だった。「何もすることなく終わったって感じですね。投げた球の手応えは悪くなかった。それを完璧にとらえた山口君がすごかった。まあ、順位が決まった後だったんで…」と苦笑い。短期決戦ではより1発には細心の注意を払う。11日は3軍の韓国NCダイノス2軍戦で調整登板し1回1安打無失点。走者を出しても落ち着いて併殺で切り抜けた。試合前には3軍ナインにタコスの差し入れもした。頼れる右腕は今年のポストシーズンもフル回転する。【石橋隆雄】
▼ソフトバンク松本裕は今季、日本ハム戦に13試合登板し、13回5安打無失点。パ・リーグ球団相手で唯一失点がなく、4勝、6ホールドと相性抜群。同カード最後の登板となった9月9日は、2点リードの8回に登板し、清宮幸を右飛に打ち取ると、レイエス、野村を空振り三振に斬った。
