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【ドラフト】仙台育英の田山纏「プロに行くことが一番の恩返し」力強いフルスイングが持ち味


【写真】仙台育英・田山纏外野手(2026年9月撮影)

<運命の日>

東北からプロの舞台へ-。プロ野球ドラフト会議が22日、東京・グランドプリンスホテル新高輪(午後4時50分開始予定)で行われる。日刊スポーツ東北6県版では「運命の日」と題し、高校、大学の注目選手を連載で紹介します。

◇    ◇    ◇

仙台育英の田山纏外野手(3年)は力強いフルスイングと広角に打てる打撃が持ち味。「心で戦え」という信念を前面に出し、チームの代名詞「ライオン軍団」を象徴するかのような雄たけびを上げながら打席に入る。今夏の甲子園では開幕戦で右翼席へ特大アーチをかけた。季節は変わり、運命の日は間近。「自分のやるべきことをやって、毎日成長したい」と現在はバットを木製に持ち替え、鍛錬を続けている。

仙台育英の門をたたくも、入学後すぐにフィジカルや技術の差を痛感。1年秋の東北大会では、準々決勝の聖光学院戦で代打出場も二飛に倒れた。センバツを逃した苦い経験を経たことで「自分の考えが甘かった。本気で向き合わないといけないと思いました」と、さらにエンジンがかかった。

技術を磨くことはもちろん、ウエートトレニングの成果で入学当時68キロだった体重は約20キロ増。60キロ上げるのがやっとだったベンチプレスも、135キロを上げる筋力がある。「フィジカルをつけたことで世界が変わりました」。成長を間近で見てきた須江航監督(43)も「別人のような体つきになったと言われればNO・1。スイング力はプロで通用すると思います」と太鼓判を押している。

高校に入学するまでは「バットばかり振っていた」というが、仙台育英仕込みの守備、走塁、サインプレーに触れ「この3年間で野球の本質の部分を理解したり、意識を高く持てるようになったと思います」と視野は広がった。

「プロ一本」。揺らぐことなく走ってきたが、プロ志望届に名前を記し、改めて周りの支えに感謝があふれた。小学生の頃、自宅にバッティングゲージをつくってくれた両親、食生活を支えるためにともに地元茨城から仙台に移り住んでくれた祖母ら家族。恩師、仲間…。「プロに行くことが一番の恩返しだと思うので、周りの期待のためにもかなえたい」。努力の結晶が実ることを願っている。【高橋香奈】

◆田山纏(たやま・まとい)2008年(平20)6月4日生まれ、茨城県出身。小1から鉾田当間スポーツ少年団で野球を始め、小6時にDeNAジュニアに選ばれた。鉾田南中では江戸崎ボーイズでプレーし全国ベスト4、東日本大会優勝。仙台育英では1年秋にメンバー入り。甲子園には2年夏と3年夏に出場。今夏は開幕戦で大会第1号本塁打をマークするなど4番として8強入りに貢献。趣味はピアノ演奏。好きな言葉は「心で戦え」。遠投125メートル、投げては最速148キロ。177センチ、87キロ。右投げ左打ち。

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