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【里崎智也】西武のほころびはどこから始まったか…辛辣に言えば、小島大河のブロッキングから


【写真】西武対日本ハム 3回表日本ハム無死一塁、矢沢宏太の二塁盗塁を阻止する小島大河(撮影・足立雅史)

<パ・CSファーストステージ:西武0-1日本ハム>◇第2戦◇11日◇ベルーナドーム

西武は攻守で見つめ直すポイントがはっきり出ていた。まず捕手小島。5回表無死一塁で奈良間の4球目、高橋光のスライダーを弾き暴投。西武には次の試合があるから、結論から言うと、小島が肝に銘じるべきはこういうところだ。

その後、高橋光のスライダーはしっかりブロッキングしていた。できるのに、一発目からやらない、やれない。そこを今まで以上に意識して臨まないと、CSではひとつのブロッキングミスが命取りになる。

具体的に言えば、何度も高橋光のスライダーを受けてきたのだから、軌道を見て速めに備えなければ。小島の体も動く、ボールも動く、それで衝突すれば弾き方も大きくなる。しかし、先に動いて備えておけば、ボールの勢いを吸収して最小限の衝撃で素早く処理できる。

5回表に、一発目でこのブロッキングをしていれば、奈良間の遊ゴロで併殺が奪えた可能性もある。つまり、野村のタイムリーを阻止できたかもしれない。ほころびはどこから始まったかと、極めて現実的かつ辛辣(しんらつ)に言えば、小島のブロッキングからと言っておきたい。

攻撃面では渡部だろう。7回裏無死一塁、代走高松の場面。ワンボールからの2球目、高松がスタートを切るも、渡部は打ってしまい最悪の右邪飛。これも伏線はある。前の打席は5回裏無死一、二塁。見逃し三振に終わった。気持ちはわかる。こういう時、打者は次の打席ではファーストストライクに全集中しがちだ。

それは分かる。分かるが、右打者だ、高松のスタートは見えている。ベンチがエンドランのサインを出していたようには見えなかった。まずは走ったのが見えるのだから、打たない判断、そして仮に高松のスタートが良くないと思ったならば、最低でもカットする。そのくらいの対応力はほしい。CSとはそういう戦いだ。渡部も次の試合がある、そこをよく見つめて、頭の中を整理してほしい。

最後に勝った日本ハムだが、シーズン中のようなミスが目立つ。達のけん制悪送球、7回1死で代走高松の盗塁は、福島が冷静なけん制で完ぺきにアウトのタイミングで水野に送球したが、平凡なキャッチボールをそらした水野のミス。

逆王手となったのだから、第3戦もいい流れで競り勝ち、ソフトバンクとの戦いに突入したいだろう。ペナントでは大敗したソフトバンクに、これまでの負けをすべてチャラにできるのが、このCSファイナルステージの醍醐味(だいごみ)。その前にミス連発では、やり返す大チャンスに水を差してしまう。(日刊スポーツ評論家)

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